室生龍穴神社レポート

室生龍穴神社へ行って参りました。ご報告レポです。写真、携帯のデジカメで撮ったので、かなり写りが悪いです。ご了承くださいませ。

室生寺からは約800メートルほど。だらだらと登り坂ですが、20分もあれば歩けると思います。実はワタクシ横着者なので、車で行きました。というか、室生寺に行こうと思ってトンネルを抜けたらそこは龍穴神社だったです。…でも駐車場がありません。やむなく路駐して、そそくさとお参りを済ませました。最寄り駅の近鉄室生口大野駅からバスも出ているようですが、バス停の時刻表を見る限り、1時間に1本あるかないかのような。…いや、路線がわからないので、室生寺までのバスならもう少し頻繁にあるのか、それとも室生寺までのバスもそれくらいしかないのかはわかりません。

三連休初日、しかもすぐ近くの室生寺の方は人混みにもまれる、という感じの混み具合なのに、こちらは閑散としていると言っていいほどです。
神社名
写真を撮っても人が写りません。一応、お参りしている間に二組ほどはいらっしゃいました。
鳥居
見上げるような杉の巨木が何本もうっそうと生えています。木によっては、大人が三人で抱えても手が回らないような太さがありました。
拝殿
拝殿です。ぶれた写真しかなくてごめんなさい。何をお願いしようか悩んで、結局お願いしたのは「忍人さんを元気にしてあげてください」…でした。…現実の龍神様がそういうお願いを叶えてくださるのかどうか、謎です…。
社殿
その裏側に、ご神体(となる龍穴)の方角をお祀りした社殿があります。こちらは立ち入り禁止です。のぞき込まんばかりの勢いで見てきましたが、あまり何も見えませんでした。

社務所に立ち寄って、由来書を捜そうと思ったら、由来書はなかった代わりに奥宮への行き方を書いた紙が置いてありました。
正直、本宮から歩いて山道を30分以上、とガイドブックには書いてあったので、行くのをあきらめていたのですが(自分一人ではなく子連れなので)、崖に降りる階段の手前までは林道を車で行けると書いてあるではありませんか!

即決。行くことにしました。

神社から約500メートルほど、室生寺に向かう方角とは逆方向に進むと、手書きとおぼしき「龍穴神社」の看板がありますので、そこを左に曲がります。
そこからは林道。行った日はちょうどそこで木を切る作業をしていらして、休憩中のおじさんたちが細い林道を登っていく車を「物好きが来たわい」という顔で見送ってくださいました…。
林道を700メートルほども登ると、天の岩戸神社があります。
天の岩戸
どうしてこんな形になったかな、と思います。小ぶりですが、ほんとに、天の岩戸みたいです。

そこから100メートルほどで、目的の龍穴神社奥宮です。……ここの階段入口の写真撮るの忘れてた……。
道ばたに車を止めて、崖下へと階段を下ります。何段あるのか途中までは数えていましたが、湿っぽいところで足元が滑りやすいので、滑るまいとしているうちに段数を忘れました……。……行き方を書いた紙には100段あると書いてあります。
拝殿
ここから拝みます。肝心の龍穴は対岸の崖です。
龍穴
!!!!
江ノ島の龍穴にも行きましたが、あちらは完全に観光地なので、洞窟の中に音楽が流れていたりしてあまり神さびた印象を受けなかったのです。
でもここの拝殿から、対岸の岩に穿たれた穴を見たときは、…あの中になら、龍神が時々体を休めに行くこともあるんじゃないか、と思いました。
静かで、ひっそりとした場所ですが、神様のための場所、という気がしました。
あの穴から水が流れているわけではなく、
滝
右手の方に小さなきれいな滝があって、そちらから水は流れてきます。…下流に向かって、優しい流れが通り過ぎていきます。
ちーちゃんは、あの滝のあたりで禊ぎをして、龍穴で祈ったのかもしれません。
…実際は穴に入ろうと思ったら、崖下から長いはしごを掛けるか、鉤縄か何かを穴に引っかけて、その縄をたぐって登っていかないと入れないです(苦笑)。滝のあたりで龍穴を見ながら祈ったのかな。
…で、ここの拝殿で何をお願いしたかというと。
…やっぱり忍人さんの健康と、あとうちの子供の健康なのでした。龍神様に何を叶えてもらうつもりだ、私は。天気の神様なんじゃないのか。健康を願ってどうする。
不謹慎ですみません…。

最後に、もしこれを読んで、徒歩で龍穴神社奥宮を目指そうと思う方がいらっしゃいましたら。……私は車なのですぐでしたが、歩くと結構あります。緩めの坂ですが、龍穴神社からは1.5キロ弱の登りです。往復すると1時間はゆうにかかると思います。その代わり、林道はアスファルト舗装なので、普通の運動靴で歩けます。ただ、龍穴を見るために下っていく階段は、苔の生え具合からしても常に湿っていると思いますので、ハイヒールや、滑りやすい革底の靴などは避けられた方がいいと思います。ご参考まで。